2023年冬ドラマ

ダ・カーポしませんか考察・伏線一覧!次は誰が死ぬ?最後まで残るのは誰?

第1話から大物キャストの脱落者が出るってどういうこと?これも何かの伏線なの?

みなさんどうも、癖あるドラマ考察サイトのマダム・エモです。
この冬一番の考察ドラマ『ダ・カーポしませんか?』が始まりました。
企画・原作・脚本を秋元康さんが務めることで話題となっている『ダ・カーポしませんか?』ですが
第1話から怒涛の展開で、次は誰が死んじゃうの?最後まで生き残るのは誰なの?とネットで話題となっています。

8人の多重債務者が「生き残るチャンス」をつかみ取るため命をかけたデスゲームに挑む『ダ・カーポしませんか?』
あなたの推しは生き延びることができるのか、それともこのゲームを操る側なのか
簡単には死なないような人ばかりですが、いったいどうなってしまうのでしょう。

登場する人物全てが怪しく思えた『あなたの番です』の時のように『ダ・カーポしませんか?』もクセの強い登場人物だらけです。
1人1人を考察しながら次は誰か死んでしまうのか、どんなことが起きるのか謎を深堀していきたいと思います。

番組名 ドラマプレミア23「ダ・カーポしませんか?」
放送日時 2023年1月16日(月)スタート
毎週月曜夜11時06分~11時55分
放送局 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
配信サービス Paravi、ひかりTV、TVer
出演者 武田鉄矢、伊野尾慧 (Hey! Say! JUMP)、マキタスポーツ、迫田孝也、平田敦子、小林涼子、長谷川百々花/杉本哲太、観月ありさ
企画・原作・脚本 秋元康
監督 上田迅、大内隆弘、松浦健志、浅見佳史
脚本 保木本真也、敦賀零、太田守信

目次

ダ・カーポしませんか考察・伏線一覧

【あらすじ】
事業の失敗やギャンブル、連帯保証や賠償金など、様々な理由で借金地獄に落ちた8人の男女。
命運尽きた彼らが生きることをやめようとしたとき、謎の男・二宮辰之助(演:武田鉄矢)が唐突に現れる。
そして二宮は休業中のホテル「デスティーノ」に招待し、こういうのだ。
「人生は不公平で、お前たちは運が悪いだけだ」
人生の一発逆転をかけ8人が挑むのは金と命をかけた”くじ引き”
その目的は何なのか、そしてこのゲームを主催する”ミスターX”とはいったい誰なのか。
最後まで生き残り人生をやり直すことができるのは一体誰なのか。

1話考察・伏線

「人間というものはどんなに死のうと思っても心のどこかで行きたいと思っている」
二宮辰之助(演:武田鉄矢)はミスターXの代理として「人生をもう一度生きるチャンス」を与えると話し
多重債務者の8人に生命保険金をかけたデスゲームを始める。

人生のダカーポ、音楽記号のように「最初に戻る」ことはできるのか。

二宮辰之助はミスターXなのか

「うるせぇんだよ、人間のクズどもは!」
借金地獄から抜け出すために自殺を図ろうとした8人にむけて二宮が言い放った言葉です。
そして負け組になったのは「運がなかった」「勝ち組のやつらに不運を押し付けられた」からだと言い
人生はちょっとした運に左右される、ばかばかしいものだと言います。

武田鉄矢さんの言葉にはいちいち重みがありますね。
金八先生のような話しぶりに思わず本当にそうなんだと思ってしまいます。

ですがこのゲームは誰が何のために行っているのでしょう。
ゲームをすることで誰に何の利益があるのでしょうか。
その理由を二宮自身が知っているのか、知らないのか
ミスターXなる人物は本当に存在するのか
このあたりは後半にむけて大きなカギになると思います。

真澄太一は生き残れるのか

首つり自殺を図ろうとした男・真澄太一(演:伊野尾慧)
負債総額は5830万。
お守りを握りしめ、おばあちゃんに助けを求める太一は会社の先輩の連帯保証人になり多重債務者になりました。

「死んだ後の遺体はどうするのですか?司法解剖したら毒殺だとわかるんじゃないですか?」と二宮に聞く真澄。
気弱な彼ですが物おじせず二宮に話しかける場面もありますから
この先疑問に思うことを自分で解決しようとするのではないかと思います
澄が純朴なふりしつつ大胆に駈け引きなどするなどの場面がありそうですよね。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1614551856478588928

大田原善弥は生き残れるのか

飛び降り自殺を図ろうとした男・大田原善弥(演:マキタスポーツ)
負債総額は9800万。
タクシー内で運転手に暴行し傷害罪で実刑をうけ、医師免許もはく奪され、賠償をめぐる民事裁判も決着がついていない状況です。
二宮に個人的に取引を持ち掛けるようなずる賢さもありますが「くじを引いてもらうだけ」だからと断られてしまいます。

もともとの頭の良さと人生の機微を知っている人間だからこそ、粘り勝ちしてやり直してもらいたいなと思います。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1614193843527897089

四門英治は生き残れるのか

焼身自殺をしようとした男・四門英治(演:迫田孝也)
負債総額は不明。
フィリピンパブで働くジャスミンに騙された教師です。
人生経験も少ないのでしょう、ジャスミンのいいカモにされていました。
人がいいのか、運が悪いのか 大田原のグラスと交換した水を飲み1人目の脱落者となりました。

迫田孝也さん自身のTwitterでは「みなさん、ほんとうにゆだんしないでくださいね」とのメッセージがありました。
すべてひらがなで綴られたこのメッセージは四門のダイイングメッセージなのでしょうか。
グラスを交換したことが油断なのでしょうか。
それとも死んだと油断させといて黒幕の一味として復活するという伏線なのでしょうか。
私は四門さん復活もアリだと思っています。

前山恵理子は生き残れるのか

練炭自殺をしようとした女・前山恵理子(演:平田敦子)
負債総額は1170万。
ギャンブル依存で借金を重ねた彼女は生まれ変わってもまた同じことをすると思うと言い
一番最初に保険金の契約書にサインするなど、感情の赴くまま動く、あまり思慮深くない印象です。

1回目のくじで生き残ったため負債総額はプラスになったのですが、もともとのギャンブル好きであることから
まだまだいけると考え参加は続けると思います。

『真犯人フラグ』で猫おばさんとして強烈な印象を与えてくれた平田敦子さんにはいろいろとひっかきまわしてもらいたいので死ぬのは5話あたりなのかも。

三橋愛菜は生き残れるのか

電車に飛び込もうとした女・三橋愛菜(演:小林涼子)
負債総額は2350万。
不倫相手の妻に慰謝料を払っていたはずが大量のだるまを売りつけられるねずみ講に陥れられました。
だるまを持ってデスティーノに来るところからみるとまだねずみ講から脱却できていないようです。
優柔不断で決断力の弱い三橋は早々に負けてしまうような気がします。
https://twitter.com/kobayashi_ryoko/status/1613161723099508736

櫻木駒希は生き残れるのか

オーバードーズで自殺をしようとした女・櫻木駒希(演:長谷川百々花)
負債総額は6500万。
亡くなった両親の残した借金を背負うことになってしまった彼女ですが、
かわいそうなおとなしい女の子が肝を据えて生き残っていく
度胸と根性のような運の強さを見せてほしいと思います。
https://twitter.com/ms_staff/status/1612776349701402627

稲葉忠康は生き残れるのか

拳銃自殺をしようとした男・稲葉忠康(演;杉本哲太)
負債総額は1億8500万。
組の金に手を付けていたことがバレて逃げ回るヤクザですが
実は臆病で気の小さい男だと思うのです。
虚勢を張って負けないように生きてきた人生をダ・カーポできるのでしょうか。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1612379434572742656

南雲洋子は生き残れるのか

浴室でリストカットしようとした女・南雲洋子(演:観月ありさ)
負債総額は1億5300万。
金はお前への投資だと言われ金額の書かれていない小切手をヤクザの親分から渡されたが
見返りに身体を求められ、破り捨てたことから借金が膨大に膨らみました。
自分の見栄と物欲のために借金を増やしたのでしょうか。
それにしても金額が大き過ぎますよね。
自分から感情を出さないタイプなので本心がよくわかりません。
クールに他人の様子を観察しながら賢く生き延びていくような気がします。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1612018441028001792

第1話の考察

まだ始まったばかりなので怪しいとまでは言えませんがもしかしたら何か意味があるかもと気になるところをピックアップしてみました。

■17時47分に鐘が鳴り8人全員が集合

■19時24分に大広間に集合するよう二宮が指示

■部屋の様子を映した監視カメラの時間は2023年1月15日18時9分
そしてその後映像が乱れて消えてしまう。

■乾杯のグラスの中に毒は本当に入っていたのか?

■倒れた四門は本当に死んだのか

■多重債務者の8人には関連性があるのかどうか

次の脱落者を予想

第2話の予告を見る限りでは次の脱落者はわかりませんでした。
次のくじは17時5分に枕を持って集まるよう言われ
拳銃によるロシアンルーレットのようなもので脱落者を決めるようです。

もともと拳銃自殺を図ろうとしていた稲葉が危ないのでは?という声もありましたが
正直まだ何もわからないというところです。
生き残った人々がどのように考え行動するのかが見どころになると思います。

2話考察・伏線

【あらすじ】
毒入りグラスを選び最初に脱落した人物は四門英治だった。
袋に入れられた四門の遺体はランドリーシューターに入れられ、その後業者が回収に来ると伝える。
残った7人には約束通りの分配金1285万円が配られる。

他人の命と引き換えに大金を手にした人間はどうなってしまうのか
仲間同士結託して生き延びる道を探すのか

次のデスゲームは一体どんな方法でいつ行われるのか誰もわからないまま
7人はお互いを探り合いながら不安な時間を過ごす

2話の予告はこちら
:https://youtu.be/luDzU8i0I5E

確かに死んでる

倒れた四門の首を触った後、顔に手をかざして息をしていないのを確認したのは大田原。
毒を飲んだはずなのに嘔吐したものが無いのはドラマ上の演出なのでしょうか。
元々医師なので死亡確認はしたことがあるとは思うのですが、
道具がないとはいえあの程度の確認で「死んでいる」というのは本当なのでしょうか。
医師ならば簡単に断言しないようにも思えるのですが
あのような性格なら雑な対応も普通のことかもしれません。

揺れるシャンデリア

二宮がみんなに分配金を配っていると突然大きな音がして
吹き抜けの大広間を見下ろすような位置にあるシャンデリアが大きく揺れました。
「このホテルにいるのは私たちだけですよね」
「会長はここでないどこかで見ていると思うんです」

二宮が「ウソ…ウソ…」と言った意味はどういうことなのでしょう。
はっきりと断言せずに言葉を濁す二宮は何か知っていることがあるのでしょうか。
このホテルの中には別の人物が存在しているのでしょうか。

前山恵理子の思惑

分配金1285万円を手にした前山恵理子はこれで借金が返せると喜んだものの、再びゲームに参加すると戻ってきました。
常にお菓子を口にしていて欲望のコントロールができない彼女は自分でギャンブル依存症だと言い
ここでのゲームに異常にアドレナリンが放出したからだと言いました。
根っからのギャンブル依存症の前山恵理子にとって
今の自分がいるこの場所のスリリングな環境から自らの意志で抜け出すことは無いように思います。

朝食をとらずに1人部屋にいて窓を開け外を眺めて微笑む前山恵理子。
持ってきたお菓子が無くなってしまったらどうするのか、今のように楽天的な発想のままでいられるのかが気になります。

稲葉忠康の思惑

南雲洋子の部屋に来た稲葉はこのホテルの中に現金が6億以上あるはずだと話し
二宮1人が管理しているのなら不用心じゃないかと言います。
借金の金額が一番多い稲葉は必ずゲームに勝ち残る必要がある。
それならいっそゲームに参加するより二宮を襲って現金を全て持ち逃げする方法を考えるでしょう。

大田原善弥の思惑

大田原は部屋に戻り本を細工して隠し持ってきたスマホで誰かに
「第1ラウンド終了。1285万ゲット。この中の誰かだ」とメールを送信しました。
メール相手は大田原が何のためにこのホテルに来ているか知っている相手です。
メールの中の「この中の誰か」というのはミスターXのことなのでしょうか。
大田原は明らかに何かを探すためにこのゲームに参加したように思います。

真澄太一の思惑

何かを探しながらホテル内を歩く真澄に二宮が声をかけます。
「このホテルにはいたるところに監視カメラがあり行動は記録されている」
「人間は極限状態になるとプレイヤー同士で殺し合ったり勝手に自殺したり、分配金を狙ったりする」

真澄も「会長はどうしてこんなことしてるんですか?」と素直に尋ねます。
二宮は「あんたたちの為だよ!」と声を荒げます。「あんたたちみたいな救いようのない人間のクズのためにボランティアやってらっしゃるんでしょ」と半ば呆れたように言い残していきました。
その後ろ姿を訝しげに見つめる真澄。
弱気なふりをして結構大胆にこのゲームの真の目的に踏み込んでいくと思います。

朝食に来なかった3人

8時7分に鐘が鳴り朝食の時間となりました。
ですが南雲・真澄・前山の3人の姿がありません。

南雲と真澄は二宮に連絡済のようですが
前山は連絡ないのだがぐっすり寝ているのではないかと二宮は言いました。
この3人はみんな自分の部屋にいたのでしょうか。
みんなが集まっている間に何かしているかもしれない
と思いました。

南雲洋子の思惑

美術商をやっているという南雲は無名の若手の作品にハマってしまったことが借金のはじまりだと言い
いつもはクールな様子なのにテーブルを叩き
「私の失敗」と嘆きます。
多額の借金の理由はそういう事なのですね。

他人に振り回されず自分の意志で行動する南雲には
まだ見せていない顔があると思います

取り替えるかどうか

17時5分、鐘が鳴り枕を持って大広間に集まる7人。
箱の中に入った紙に包まれた拳銃を自分で取り、その中に実弾が入っているか確認させられます。

全員の拳銃には実弾が1発入っており
そして自分自身でシリンダーを回し、まさに運命を自分で決めることに。
突然櫻木が稲葉に「交換しないんですか?」と話しかけます。
1回目のデスゲームで稲葉に頼まれて交換した櫻木に
すかさず「俺のと交換してくれ」と言い出す大田原ですが「ふざけるな」と稲葉に一喝され
「なんか今ので大きく歯車が狂った気がするなぁ」と文句を言います。

すると隣に座っていた三橋が「私でよかったら交換してあげましょうか?」と大田原に言います。
思わぬ提案に動揺しながらも大田原は「ここで断るとあの時受けておけばって思うもんなぁ・・・」
とつぶやき三橋と交換します。

それを見て前山は
「パチンコ台もコロコロ変えてもいいことないしね」と言い
真澄は「誰かと交換してその人が死んだらきっと罪悪感にかられるだろうし」
南雲は「誰と交換しようがもう運命は決まってるんだろうし」と言います。

この先ゲームが進んでプレイヤーが減っていっても同じように言えるのでしょうか。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1617479510194282499

3話考察・伏線

【あらすじ】
2人目の脱落者を決める拳銃によるロシアンルーレット。
銃弾を頭に受けたのは だるまを信じた三橋愛菜。
デスゲームに勝ち残った6人には分配金が渡される。

彼女が大田原と拳銃を取り替えなければ死なずに済んだのか。
三橋愛菜の死によって残された6人の人間関係に変化が現れるのか。

3話の予告はこちら
:https://youtu.be/wgaB2AVTqHk

真澄と南雲

分配金を受け取りみんながそれぞれ部屋に戻る中、真澄と南雲だけが広間に残ります。
真澄が「お腹すかないですよね、実際人が死ぬと結構メンタルやられますよね」と言うと
「なんで?」と言う南雲洋子。
「だってここに来てなかったらとっくに死んでたもん。一度死んだ人間なのよ。
おまけで生きてるんだもん、何があったって平気」とあっけらかんと話す南雲の言葉に
「おまけかぁ~」とすぐ流される真澄。
人がいいのか押しに弱いのかすぐに感化されてしまうようですが南雲に「君はどうするの?」と聞かれ
「これからはあまり人を信用しないようにします」とにっこり微笑みます。
その笑顔の意味は一体何なのでしょう?
人を信用しないということは単独で動くという宣戦布告なのでしょうか。

大田原と電話で話す相手は誰?

部屋に戻った大田原は即座にスマホで誰か電話します。
「俺だ。1714万円あった。トータルで2999万だ。あんたの言ってた通りだよ。あの二宮っておっさん、あれいったい何者なんだ?
「それより第3ラウンド、俺はいけるのか?大丈夫なんだろうな?」

あんたの言ってた通り、というのは分配金の話なのでしょうか。それともこのゲームの話なのでしょうか。

このデスゲームは今までにも何回か行われていると二宮は以前話していました。
となると分配金のシステムやゲームのことなどを
大田原がある程度情報を入手してこのホテルにやってきたのだろうと思います。

以前のゲームの勝者が大田原と何らかの形で知り合うとすれば、大田原を最後まで生かし勝者に仕立てた後で
大田原が持ち帰った現金を奪いとることが目的だと思います。
つまり大田原は電話の相手から命の保証を条件にゲームに参加した仕組まれた人間で
ミスターX側の人間が再び現金を回収し次のゲームの資金にするためのダミー
だと思いました。

ですが大田原は今までのゲームで2回とも誰かと選んだものを取り替えなければ死んでいた運命です。
とすると電話の相手はこのゲームのことを調べる警察で、大田原はおとりに使われたのでしょうか。

大田原と稲葉

稲葉は大田原の部屋を訪ね「このまま死ぬのを待つつもりか?」と聞き
「最後まで生き残る確率がどのくらい低いかわかるだろう」と話します。

そしてゲームが終わるたびに二宮がどこからか現金を持ってくる、ということは
このホテルに6億3000万の現金があり、その場所を知っているのは二宮だけだと話し
「俺にいい計画がある」と大田原に相談を持ち掛けます。

きっと稲葉と大田原が二宮を脅して現金を強奪し逃げる計画を立てているのでしょう。
ですが稲葉が考えるほど簡単にはいかないように思います。

前山恵理子と櫻木駒希

3人で生き残ろうねと話したのに第2ラウンドで脱落してしまった三橋愛菜。
駒希は愛菜のだるまを持ち帰り「運ってなんなんでしょうね」と落ち込んでいました。
「人間の運命って生まれた時から決まってるんじゃないですかね、私たちはただ生かされてるだけ」

そういう駒希に前山恵理子は優しく語りかけます。
「仮にそうだとしても運命を知らないから私たちは一生懸命生きるの。駒希はまだ若いから長生きしなきゃ」
そっと駒希を抱き寄せて「どんなに辛いことがあっても時が忘れさせてくれる。駒希はここを出て借金を返して第2の人生を歩むのよ」と言い
「神様、この子に私の運を全部あげてください」と唱えます。
そして母の形見のブレスレットを渡し「ここぞっていう勝負の時にポケットの中で握りしめるの」と駒希を勇気づけるのです。

恵理子にとって駒希は自分の子どものような年齢であり、親の借金で苦労しているのがかわいそうに思っていたのでしょう。
あと2回勝ち抜いて駒希が晴れてこのゲームから離脱できる日が来るのでしょうか。
https://twitter.com/tx_dacapo/status/1617797650874761216

南雲は真澄にここを出たらうちのギャラリーで働かないかと声をかけます。
真澄は「ここを出られるの1人だけですよ」と言うと南雲は「私と君が最後の2人になったらそこでやめるってことよ」と言うのです。

最後の2人になるための秘策が南雲洋子の中にあるのでしょうか。
それともノープランのまま、単に自分の味方として真澄太一を選んだだけなのでしょうか。
さっき真澄は「これからは人を信用しない」と言ったはずなのに、南雲は何を考えているのでしょう。

監視カメラを見る人物

前山と駒希、稲葉と大田原、南雲と真澄、階段を掃除する二宮
それぞれがいる部屋の様子を映した監視カメラのモニターを見ているのは
黒い手袋をはめた人物。
参加者たちの様子だけでなく二宮も監視されていたのですね。

この人物がミスターXなのか、それともまた別の役割を請け負った人物なのか
もしかしたら最初の脱落者である四門英治は
参加者にみせかけた主催側の人間であるかもしれない

そしてこの部屋は監視カメラで様子を見ているだけでなく外部と連絡をとることができたるのであれば
まさに司令塔としての役割を担う重要な人物がそこにいるのだと思うのです。

第3ラウンドが始まる

精神的に追い込まれている駒希、真澄のヤングチームに対して稲葉・南雲・大田原のアダルトチームは
自分たちの借金を帳消しにするために2人を殺したようなものだと
勝ち組になるだけだと言います。
そして感情を無くして互いに憎しみあった方が楽だと言うのです。
冷静に考えればそうなのですが
アダルトチームのような強気な考えで虚勢を張ることも一つの知恵に思えてきました。

どこにするか

第3ラウンドはプール、仕切られた枠の中に入り苦しくなったら蓋を開けるが1つだけ開かない場所がある、
その枠を選んだものが脱落者となるのです。

恵理子は「パチンコ台を選ぶのと一緒」と言いながら駒希に
「アンタ、ここにしなさい。私の勘よ」と一番奥の枠を勧めます。
アダルトチームは「アンタのその勘があてにならないから借金作ったんだろ」
「逆に君に危ないとこ勧めてるのかもしれない」と駒希を揺さぶります。
とまどう駒希に「命がかかってるんだから自分で決めた方が良いよ」とアドバイスする真澄。
駒希はポケットに入れたブレスレットを握りしめ、恵理子を信じ勧められた枠に入ります。

恵理子は駒希の判断をうれしそうに見て正反対の一番手前の枠に入ります。
大田原は場所を決めきれず最後に残ったところにするとビビりまくります。
稲葉は二宮に「アンタだったらどこにする?」と言い自分じゃ決められないからと二宮の言うとおりに選びます。
真澄は「稲葉さんのシンメトリーの駒希ちゃんの隣で」と言い
残ったのは南雲と大田原。
残り物には福があると言って最後を選んだ大田原は震えながら歩くのもおぼつかない様子でビビりまくっています。
本当は気の小さい男なんですね。

3人目の脱落者

1番最後に水から出てきた人には1000万円のボーナスがあると言われ、みんな必死に息を止め水の中に潜ります。
稲葉、恵理子、真澄、駒希と蓋が開き、残るは南雲と大田原となりました。
南雲が出てきたときに大田原の蓋を思わず叩くと下から何度も叩き返す音がしたのですが、
すぐに音がしなくなりました。
蓋の開かない枠は大田原が選んだ場所でした。

ですが最初からその場所の蓋が開かない仕組みになっていたのでしょうか。
別室のモニタールームでこの部屋の様子は丸見えです。
稲葉と結託してよからぬ事を考え、隠して持ち込んだスマホで誰かに情報を漏らす大田原を
最後まで生かすのは危険だと判断したのでしょう。
大田原の枠の蓋だけ後から操作することは難しくないと思います。
今回の脱落者の大田原はどの枠を選んだとしても死が待っていたでしょう。
そして溺死なので完全に死んでしまったはずです。

ゲームが進むに連れて人間は生きたいと思うが故にいろんな行動に出るでしょう。
相手を蹴落とそうと策を講じたり、殺し合いが起きたり耐えられなくなって自殺したり
ミスターXはその様子を楽しんでみているのでしょう。
そして途中離脱する人はいたとしても最後に残った人物がそのままこのホテルから出ていけたかどうかは誰にも分りません。
もともとミスターXが多額の保険金を手に入れるために集められた多重債務者たちです。
その後どのように生活しているか誰もわかりません。
駒希、真澄は次のゲームで勝ち残れば負債額より獲得総額の方が上回るのでゲームを終えることができます。
4人目の脱落者にならないように生き延びるために必死に考えるはずです。
純粋なヤングチームも計算高くかけひきを仕掛けてくるかもしれません。

4話考察・伏線

【あらすじ】
第3ラウンドの水牢の脱落者は大田原善弥に決まった。
勝ち残った勝者は分配金をそれぞれ手にする。
1人当たり2399万円。
一番長く水の中にいた南雲洋子はボーナスの1000万も加算されて3399万円の獲得賞金となる。

すると突然ホテルに2人の刑事が訪ねてきた。
三橋愛菜の写真を手に「この女性に見覚えはないか?」と言われ、動揺する駒希。
なぜなら駒希の膝の上には三橋愛菜の形見のだるまがあった…

4話の予告はこちら

ここは大田原さんの席

二宮はゲームの脱落者が座っていた場所に何らかの供養になればといつも白いバラを一輪花瓶にさして置いていました。
四門英治が座っていた場所に
三橋愛菜が銃弾に倒れた時に座っていた場所に。

確かに死ぬ直前に四門や愛菜が座っていた場所だったたため
二宮の行動に違和感を覚えませんでした。
ですが今回二宮は二宮から見て左側の一番手前の席に白い花を置きました。
その席には着替えを終えた前山恵理子が座っていたため
自分の前に花を置かれた恵理子は「え?」と驚きます。
すると二宮は「ここは大田原さんの席だから」と言うのです。

今回のゲームは大広間ではなくプールでしたので
この場所で大田原が死んだわけではありません。
そしてもともと座る席はプレイヤーがそれぞれ自由に座っていました。
ではなぜ二宮は「ここは大田原さんの席」だというのでしょうか?
大田原がこの席に座ったのは最初にこの大広間に集まったときだけです。

となるとその場所に座ったというだけで脱落する順番は決まっていると言う事なのでしょうか。
座席に座ったときから運命が決まっているのだとすると
参加者が言う小賢しい言い訳や順番を争うかけひきなど
何の意味もないと二宮は知っていて
グラスや拳銃を交換したりしてもどうにもならないのに
そのことを喜んだり悲しんだりする参加者の様子をミスターX は楽しんでいるのでしょうか。
次の脱落者は既に決まっているということなのでしょうか。

駒希の発言の意味

二宮は参加者に「やめますか?死んでしまったら使えませんよ」と分配金を配りながら話します。
すると恵理子は「ギャンブル依存症だから買った時のことしか考えてないの」と笑います。

すると駒希が「私は真逆です、負けた時のこと考えます」と言います。
ただそれはネガティブな意味じゃなく負けたとしても”命を取られるだけだなって、それより嫌なこといっぱい経験したので”と意味深な言葉を言います。

高校生の女の子が命を取られることよりも嫌なことって何なのでしょう。
駒木は親の借金を返すことだけでは幸せになれない という意味なのでしょうか。
駒希の表情にはなにか決意のようなものも感じます。

仲間意識

ホテルのチャイムが鳴り刑事の内山(演:塚本高史)と水川(演:金澤正美)が訪れます。
ふたりはだるまのマルチ商法を捜査していており三橋愛菜の写真をみせて
「この女性に見覚えないですか?」と二宮に話します。
多額の借金を抱えていた愛菜の部屋にはこのホテルの住所のメモがあったため直接事情を聞きに来たというのです。

新規スタッフとして広間に座っている5人を紹介した二宮は
愛菜の写真をみせますが全員知らないと首を横に振ります。
愛菜のだるまをずっと膝の上に置いていた駒希は二宮の睨むような顔に一瞬おびえたような表情になってしまいます。
そんな駒希の様子を刑事の内山は見逃しません。
「どうかしましたか?」と声をかけるとみんなの視線も駒希に集まってしまいます。

駒希に近づき「三橋愛菜さんをご存じですか?」と言う内山は
駒希が何か隠していると直感しテーブルの下を覗こうとします。
すると稲葉が大きくくしゃみをしてごまかそうとします。

だるまは間一髪のところで駒希が恵理子にむかって投げ、無事にキャッチ。
ほっとした5人には妙な連帯感も生まれたようです。

稲葉と駒希

ホテル内の監視カメラの位置を確認する稲葉はカーテンの向こう側に立ち入り禁止の看板を見つけます。
看板の奥にある階段を上ると倉庫のような場所につきました。
恐る恐る物色する稲葉は駒希に気付き、ビビりながらも「なんだ、姉ちゃんか」とホッとした様子です。

駒希は稲葉に「このホテルにいくらあるんですかね、現金」と大胆に話しかけ
にっこりとほほ笑みながら「おじさん、私と組みませんか?」と誘いかけます。

駒希は現金があるのはレストランではないかと稲葉に話します。
「でも監視カメラがあるからなぁ」と躊躇する稲葉に
「ホテル全体のマスター電源を落とせばいい」と言う駒希。
稲葉が「でも二宮のじじいはどうするんだ?」と聞くと駒希は
「私がなんとかする」と自信たっぷりに宣言します。

稲葉の姿を見かけたからついてきたと言う駒希ですが、実際のところはどうなのでしょう。
駒希自身もこのホテルのことを調べている最中だったのではないのでしょうか。

以前駒希は稲葉のことは嫌いだと言っていたし、その気持ちは今でも同じです。
なので稲葉と手を組むのは完全に利用する目的でしょう。
稲葉に現金を強奪させ、そのお金を稲葉以外のみんなで山分けし稲葉を残しここからの脱出を図る
という駒希の考えがあるとしたらどうでしょう。

今までおとなしく気弱で自分の主張をしてこなかった駒希が
だんだんとメンバーを仕切るような力関係になってきたら
それぞれの考え方も変わってくるのでしょうか。

新しい友達・南郷智也

大田原を訪ねに来た男性は「出ていった」と言う二宮に対して
「どっちで?歩いて出ていったのかそれとも死体として出ていったのか?」と聞きます。
男は大田原が隠し持っていた携帯で連絡を取っていた相手で、ここで生き残るアドバイスをしていたと言います。
南郷智也(演:袴田吉彦)と名乗る男は以前ここにいたプレイヤーだったのです。

現在の参加者の5人に対し、元プレイヤーで第3ラウンドまでいってリタイヤしたという南郷は
なんであそこでリタイヤしちゃったんだろうと後悔したと言います。
生きている実感を感じたこの場所に戻り大田原のリベンジの為に
過去の分配金5398万円を持参し、第4ラウンドから参加したいと話す南郷。

分配金は増えるし脱落する確率は5分の1から6分の1になるが
どうするか決めてほしいという二宮に
稲葉はみんなで話し合いたいと言い、5分間の時間を要求します。

突然の参加にとまどい断る方向でまとまりかけた時、駒希が「受け入れましょう」と提案します。
もしも南郷が既に経験したゲームであれば自分にとって有利なものを不正する可能性もあるとしたら
それを逆手に取ることもできるんじゃないかと言うのです。
駒希が初めてみんなを先導し自分の意見を主張し始めました。

ではなぜ二宮は南郷をこの場所に呼び寄せたのか。
それは南郷が大田原の存在を知っている人物だから。
三橋愛菜のように自宅に何かを残しここに来たのであれば
また刑事がやってくるかもしれない。
大田原のことを知っている南郷は誰にもに気付かれないように存在を処分しなくてはなりません。

それに南郷が本当にゲームに参加したければ、大田原と一緒にホテルに来ればいいはずです。
南郷と大田原の最初のメールには「この中の誰かだ」というやりとりがありました。
南郷はその「誰か」を知る必要があり大田原を利用したのですが、今となっては自らの眼でその「誰か」を確かめなければならない。

そして南郷の本当の目的はまだ誰もわからないまま
それぞれが自分の思惑のために相手を利用しようと考えているのですね。

https://twitter.com/tx_dacapo/status/1622885213776023552

第4ラウンドは電気椅子

別室に案内された6人の前には椅子が6脚置かれています。
素足になり鉄板の上に置かれた椅子に座り
二宮が配電盤のスイッチを入れると1万ボルトの電流が流れると言うのです。

5人は一番最初に南郷に椅子を選ぶよう勧めます。
南郷の経験を参考にしたいと言い、南郷が選んだ椅子をじゃんけんで勝った稲葉が譲ってもらいます。
戻ってきた南郷を置いて南雲・恵理子・真澄の順に椅子を選びます。
南郷と駒希の2人が残った席を選びます。
駒希は「ここにいる人はみんな運の無い人ばっかり。どこにいても大差ないような気がして」と言うと
「自分で運を引き寄せたくないの?」という南郷に
「どうせ私なんて幸運のカード持ってませんから、誰かに私の不運持ってってもらいたいです」と言います。

二宮がスイッチを入れ感電死したのは南郷でした。
わざわざ死にに戻ってきたのか、家でじっとしていたら死なずに済んだのにという5人。
二宮も「靴音が自分の前で止まらないと思っていたんだろう、
あんまり人間うぬぼれないことだな」と珍しく南郷を非難します。

今回の電気椅子は人物を特定して電流を流すことも可能に思えます。
二宮は敢えて南郷を脱落者に選んだように思います。

死刑執行人・二宮

二宮は死刑囚の話をします。
死刑が執行されるのは月曜から金曜の間、そのため土日は心穏やかに過ごすことができるが
また月曜の朝が来る恐怖におびえるのだと話します。

いままでデスゲームは
第1ラウンドでは薬殺
第2ラウンドでは拳銃
第3ラウンドでは水牢
でした。

これは8人のプレイヤーが選んだ自殺方法と同じです。
薬の大量服薬で死のうと思った駒希
拳銃で死のうと思った稲葉
浴槽で死のうと思った南雲(手首を切るつもりだったので水死となるか失血死となるかは不明)

となるとこの後に待っているデスゲームは
恵理子が死のうと選んだ練炭(ガス)
真澄が死のうと選んだ首吊り
大田原が死のうと選んだ飛び降り
四門が死のうと選んだ焼身
愛菜が死のうと選んだ列車飛び込み
のいずれかだと思うのです。

そして8人は二宮に自殺を阻まれながらまた同じ方法を取らされているだけなのではと思うのです。
もともと死のうと思っていた方法と同じか違うかだけのこと。
このことに気付くと二宮はただ単に雇われているだけでなく、このゲームを操る黒幕の1人であると思うのです。

駒希の表情

真澄と駒希は借金を返済できる分配金を第4ラウンド終了時点で獲得できました。
お金を手にしたらここから出ると話していた2人ですがこの先どうするのでしょう。
駒希は第4ラウンドさえ勝ち残ればここから出ていけるはずです。
稲葉と手を組む必要性は感じません。

そしてここにきて自信たっぷりな駒希の豹変ぶりが気になります。
駒希が現金略奪計画を稲葉に話した時に「二宮は何とかする」と自信たっぷりに言えたのはなぜでしょう。

南郷に一番最初に座る場所を選ぶように話す駒希を二宮はなぜチラッとみたのでしょうか。

私の推測では二宮と駒希はここに来る前から何らかの関係があったと思います。
駒希と二宮は共謀してミスターxからできるだけたくさんの現金を持ち去ろうとしている。

多額の負債を持つ稲葉と南雲は最後までゲームに参加しないといけない
となると最終的に2人が争ってどちらかの命を狙うかもしれない。
南雲よりも稲葉の方が騙しやすいと感じた駒希は
稲葉に近づき共謀するフリをして稲葉を陥れる作戦を計画したのでしょう。
そしてその作戦を成功させるには二宮の力も必要です。
最近の駒希の表情の変化には不思議な自信が感じられるのですが、ゲームの終了が見えてきたことの安心感なのでしょうか。
それとも駒希はもっと大きなことを考えているのでしょうか。

第5話考察・伏線

【あらすじ】
ゲームの興奮が忘れられないと飛び入り参加した元プレイヤーの南郷だがあっけなく脱落した。
おかげで分配金が増え、5人にとっては好都合な結果となった。
二宮は、真澄と駒希に分配金が借金完済額に達したことを告げるが、
真澄は「今のほうが“生きている”と実感する」と言い、駒希も「これからはお金だけのために生きる」と今まで言っていた話を撤回し
2人揃って参加続行の道を選ぶ。
そして第5ラウンドは毒キノコ鍋!

5話の予告はこちら

真澄と駒希の心変わり

獲得金額が負債額を大きく上回った真澄と駒希は
「おめでとうございます。これでホテルから旅立ってどうぞお帰りください。」と言われます。
しかしこのまま継続すると言う真澄。
「あなたずっと言ってたじゃないですか。平凡無事な生活に戻れるんですよ。暮らしをダ・カーポできるんですよ」と説得する二宮。

真澄は晴れ晴れとした笑みをたたえてこう言います
僕の人生のダ・カーポって何なんだろうって
最初に戻ったってなんにもない、むしろここで生きるか死ぬか強烈にドキドキしてる今の方が生きてる感じがする
南郷さんを見てそう思ったと。

駒希は表情をこわばらせて「私も残ります」と言い始めました。
「ここを出て借金を返せても私には帰る場所がありませんから
全てやり直すにはこれでは足りません。
これからはお金の為だけに生きます」と言う駒希に
恵理子は心配して大きな声を出します。

「どうしちゃったの?借金返したら専門学校戻るんじゃななかったの?このお金は命がかかってるんだよ」
ずっと駒希に気を配り可愛がっていた恵理子は怒ってしまいました。
やはり大金を手にするとそれまでの人生観が変わってしまうのでしょうね。

二宮の過去と南雲の偽名

大広間に残っていた南雲はテーブルを拭いていた二宮に声をかけます。
「以前どこかでお会いしたことありませんでしたか?」
「古郡さん」
声をかけると反射的に「はい」と言ってしまった二宮。

「古郡のおいちゃんって呼んだ方がいいのかな。私のこと気づいてました?」と聞く南雲に
二宮は「ここでは過去は重荷になるから」と言い帰ろうとしますが立ち止まります。

「会ったときにすぐに気づいたよ。はるかちゃんだって
あんたのお父さんは俺の唯一の親友だった。
人生最後の親友だったよ」

二宮の過去と南雲の過去には接点がありました。
二宮が言う”会ったとき”と言うのは自殺を食い止めた時なのか
このホテルに着た時なのかははっきりしませんが
南雲が偽名を使い生きていたのは間違いありません。
そしておそらく南雲の父親は亡くなってしまったのでしょう。

二宮は南雲の獲得金額が負債額を超えるよう、南雲が脱落者にならないような配慮をしていると思います。
二宮と参加者の誰かにつながりがあると思っていましたが南雲だったのですね。
はるかちゃんと古郡のおいちゃんとの関係はこの先の展開のカギになると思います。

真澄と恵理子

駒希は世間知らずなの!と怒りをぶちまける恵理子に
真澄は「意外と大人なのかのかも」
「よく言えばちゃんと考えてる、悪く言えば計算してる」と言います。
ウソついたり人をだましたりするのめんどくさいじゃない?という恵理子に
この中で一番ピュアなんじゃないですか?
恵理子さんになら人狼ゲーム勝てますよ
と豪語する真澄。
一番ピュアなのは真澄太一さん、あなたですよ!

稲葉と駒希の密談

分配金の奪取計画について話す2人。
「マスター電源探してる間に監視カメラで見つかっちゃう。
まず監視カメラをチェックしてるコントロールセンターを探し出さないと」という駒希。
稲葉は強奪する気持ちはあれどプランは何もありません。

「私が稲葉さんの事心の底から嫌ってる理由わかります?
私が耐えられないのは稲葉さんがバカだから」
この言葉通り駒希は稲葉と結託する気はなく、単純に一番扱いやすいから組もうと言っているだけ。
この計画が吉と出るか凶と出るかは駒希の計算にかかっています。
駒希の悪知恵で稲葉は命落とすことになりそうな予感がします。

再び刑事がやってくる

三橋愛菜がこの建物に入っていく姿が防犯カメラに写っている と再び刑事がホテルを訪れます。
さらに「この建物の中に入った人間が何人も出てこない」と言い写真を何枚も見せます。

二宮は「シンガポールから1か月前に来たからわからない。前任者はシンガポールにいるのでそちらで聞いてほしい」とごまかし、ついには
「捜索やってもらった方がいいかな。なんとかお願いできませんか?」とまで言います。

リニューアルオープンまでに変な噂が流れては困るという二宮は、帰ろうとする刑事・内山に
「住宅ローンとか教育ローンとか苦しいのはわかるけどさ、あんまりガラの悪いところから金借りるのまずいんじゃないの?公務員なんだからさ」とささやきます。
「またお持ちしています」と何度も内山に声をかける二宮。

二宮の情報網、どうなっているんでしょう。
警察もここに来る人は多重債務者だということにいずれ気付くでしょう。
人々がここに来る理由を確かめるため内山が新たなプレイヤーとして参加することがあるのでしょうか。
そしてその二宮の様子を見ていたのは真澄。
真澄のたくらみは何なのでしょうか。

キノコ鍋を前に本性が現れる

5種類のキノコが美味しそうに煮込まれた鍋を前に
順番にキノコを取りその小鉢を誰かに渡し食べてもらう第5ラウンドのゲームが始まりました。

箸の順番を決めるためにトランプのカードを取ります。
南雲→スペードのキング
稲葉→ハートのキング
真澄→クラブの7
前山→ダイヤの2
駒希→ハートのエース

南雲は「一番毒っぽいキノコを」と言いながら選び稲葉へ
稲葉は「せっかく選んでもらったからご返杯」と言いながら
南雲には渡さず真澄へ
真澄は「僕が選んだキノコで誰かが死ぬのは嫌なんで一番安全っぽいキノコを選びますね」と言い南雲へ

残りは前山恵理子と櫻木駒希。
選んだものを相手に渡します。
「高校の先生に毒キノコ教わったことあります」とゲームが始まる時言った駒希を呼び
恵理子は「この2つのどっちかが毒キノコと決まったわけじゃないけど見覚えがあるなら言って。
私が毒キノコ食べるから」と言います。

「駒希と出会えて本当に良かった。ホントに嬉しかった。
後悔なんてこれっぽっちもないの。
ちゃんと思い出して、あなたはなんとしても生き残って!」と言い駒希に毒キノコを選ばせます。

何とも言えない雰囲気に静まりかえる大人たち。
涙ながらに恵理子に伝える駒希は席に座ると何故か笑っています。
ですが駒希の前に置かれたキノコは駒希が毒キノコだと言ったキノコでした。
思わず恵理子の顔を見る駒希に恵理子は「たーんと召し上がれ」と言います。
恵理子の裏切りに驚く真澄は「この子には未来がある。自分には十分だって言ってたじゃないですか!」とテーブルを叩いて怒ります。
すると恵理子は「だからあんたは赤の他人の連帯保証人になるんだよ!
人生は生存競争だ。誰一人信用してたら生きていけないよ。
アンタも駒希も甘いんだよ!」と高笑いを止めません。
駒希は泣きながら最後のキノコを取り恵理子の前に置きました。

今回の毒キノコ鍋ですが事前に自分が食べる箸に細工がしてあれば脱落者を決めることができるし
毒キノコを選び他人に渡すと言う行為に人間性が現れる
その様子を楽しんでみている人がいるはずです。
駒希のことをずっとかばい味方でいるような口ぶりの前山恵理子の本心を確かめるような今回のゲーム。
恵理子が果たして何を選ぶのか、選んだものを誰に渡すのか
そこを確かめるためのゲームだったようにも思えます。

それに順番を決めるトランプですが、52枚揃っていないのです。
それに全てのカードがきちんと揃っているのかは確認できていません。
今回は南雲がスペードのキングを選び駒希がエースを選ぶ必要がある。
ゲームを繰り返しているうちに残ってもらいたい人、もしくは勝ち残る必要がある人がおのずと出てくると思うのです。
ここまでのゲームで生き残るのは運、ツキのある人だと印象付けられているプレイヤーたちは
今回のゲームも仕組まれたものだとは思っていません。
ですがこのホテルに集められたことに理由があるはずです。
二宮の過去、南雲の偽名など、このゲームの意図するものが少しずつ明らかにあっていくようです。

第6話考察・伏線

【あらすじ】
毒キノコを口にした者が脱落する第5ラウンド。
しばらくは誰の体にも異変が見られず、本当に毒キノコが入っていたか疑うほど。
「誰も死ななかったらどうなるんですか?」と真澄が二宮に尋ねた直後、もがき苦しんだのは恵理子。
恵理子にキノコ鍋を渡したのは駒希。
恵理子にむかって静かに「ごーめんね」とささやく駒希。。。

6話の予告はこちら

ざまあみろ、ババア

毒キノコの鍋を食べた5人。
食べ終わってしばらくしても誰にも症状は現れません。
南雲は駒希の爪に真っ赤なネイルを塗ってあげます。

恵理子に「自分が食べるから選んで」と言われた毒キノコが
恵理子の裏切りによって自分の目の前に置かれた駒希。
こんなきれいな爪で死ねるなら…とつぶやく駒希に
「あなたは大丈夫よ」とほほ笑む南雲。

そんな中でポップコーンを食べていた恵理子が突然苦しみ呼吸が荒くなり床に倒れます。
恵理子に駆け寄る駒希ですがとささやきます。
驚いた恵理子はこの時本当の駒希のしたたかさを知ったはずです。

恵理子が息絶えたのを見計らったかのように駒希は
「勝った!勝った勝った!!ざまあみろ、ババア!」と大笑いします。

そんな駒希の様子に何も言えない大人たち。
駒希が本当の自分を出したのです。
今までの控えめで大人しく従順な女の子の姿にすっかり騙されてしまいました。

南雲は見抜いていた

南雲に「大丈夫ってどういう意味ですか?」と突っかかってくる駒希。
「だってあなた、悪だもん。知ってたでしょ?毒キノコ」
恵理子に騙されたふりをして泣きながら食べているようにみえて笑っていた駒希に南雲は気付いていたのです。

「私ここにきてわかったんです。生きてていいんだって。
絶対生き残ります。みんなを蹴落としてでも。なんか間違ってますか?私?」という駒希に
「ううん、いいんじゃない?気持ちいいぐらい、正直で」と言う南雲。

肝の据わった女の子は自分の正当化に自信を持っている。
それに比べて男性陣はまだ駒希の豹変ぶりに信じられない様子です。

分配金を手にした駒希は恵理子からもらったブレスレットを 「これ、捨てといてもらえますか?」と二宮に渡します。
そこまでしなくても…という気持ちにもなりましたが、大金を手にして生きることに自信を持ち生まれ変わったと考えれば
駒希はずっと無理をして生きてきたのかとも感じました。

内山刑事が来た理由

再び刑事の内山がやってきました。
今回は1人で来たと言い自分だけがその事に気付いたと言うのです。
ここにやってきたのはみんな多重債務者であり
そしてここでは大掛かりなバクチが行われているんだろうというのです。

二宮は「いくら欲しんだ?」と内山に迫りますが
「そうじゃないんだ」と言い二宮に耳打ちをします。
内山も実は多重債務者であり、ゲームに参加を望んでいるのでしょうか。
それとも潜入捜査の一環で自らがおとり捜査の一員として二宮の前に現われたのでしょうか。
その様子をのぞき見していた稲葉は何を考えたのでしょう。

稲葉の行動

真澄、南雲、駒希の3人は稲葉に呼び出されました。
急に稲葉に呼び出された理由がわからない3人は戸惑いますが
駒希が急に
「私たちの部屋、今誰もいないんですよね…あのくそオヤジ!」と言い部屋に戻ろうとします。
「さすがに仲間のお金に手を出したりとかしないでしょ」と言う真澄。
「無茶でしょ、監視カメラだらけで運営に丸見えだし…」と南雲も言います。

おそらく稲葉は駒希の豹変ぶりに一緒に組んで分配金を強奪する作戦は無理だと感じ
自分でホテルの中の監視カメラのコントロールセンターを探そうとしました。
そしてその様子に付かれないように3人を一か所に呼び出したのでしょう。

時刻は1月20日21時23分。
監視カメラを避けるように壁にもたれた稲葉は偶然隠し扉を見つけます。
隠し扉の中は階段があり、ここが探し求めたものへの通路だと直感した稲葉は笑いながら扉の中へ進んでいきます。

この隠し扉の先にはこのホテルの秘密があるはずです。
果たして稲葉はここから戻ることができるのでしょうか。

稲葉リタイア?

翌日柱時計は13時34分に鳴りゲーム開始を知らせます。
ですが稲葉は現れません。
30分過ぎても稲葉は現れず、二宮は
「監視カメラを確認しても稲葉の姿はありません。おそらく監視カメラの届かないところに潜んでいると思われます」と言います。

稲葉が潜んでいると言うのは監禁したということなのでしょうか。
確かに監視カメラには死角がありますが、通常は消えた場所を特定することができるはずです。
あの場所で消えたということは隠し扉の存在に気付き、その先へ稲葉が進んだと考えるはずです。
そしてそこにはバレては困るものがあるはず。

二宮はゲームを進めるために稲葉に対してリタイア宣言をします。
この件に関して二宮はどこまで関わっているのでしょうか。
ちょっと疑問が残ります。

ピンチヒッター内山

二宮は第6ゲームを始めようと3人を通路に案内します。
稲葉がリタイアした部分の分配金は会長が補填するため獲得金額に変わりはないと説明しながらも
ピンチヒッターを用意したと言い内山を招き入れます。

住宅ローンや子供の学費で多重債務者になったという内山は
参加費を会長から借りての参加で
本当にお金に困っているのか早く博打をしようと言います。
二宮は「博打ではなくただの運試しだ」と言い換えますが
内山は第6ゲームはギロチンだと知り「なるほど、ここへ来た人間が出てこないのはそういう訳か」とつぶやきます。

参加費を持ち込んで飛び入り参加した南郷とは違い
身体1つでゲーム参加を志願した内山。
内山が切羽詰まった状態であることをミスターXは知っているのですね。

駒希の運命

第6ゲームは窓を選びギロチンが落ちてくる仕掛けです。
駒希は最初に窓を選び「悩んでも結果は変わんないですからね」と笑顔で言います。
二宮は静かに「運命はもう決まっているのかもしれませんね」と言います。

ギロチンは駒希の窓にあり、第6ゲームの脱落者は櫻木駒希となりました。

今までで一番あっけなく残酷な死を見せつけられた3人。
内山は生き残ったことを単純に喜び、ゲームとして捉えていますが
真澄、南雲は駒希の死の衝撃に打ちのめされています。
一瞬で命を奪われた駒希。
駒希本人が言っていたように自分自身も死んだかどうかわからないくらいの一瞬の生と死の境界。

多重債務者を助けるために集めたはずが
いつの間にか処刑されその生命保険金をミスターXが受け取る
こんな恐ろしいゲームをまだ続けるつもりなのでしょうか。

二宮が言っていたように”駒希はギロチンで死ぬ”ことがゲームを始める前からわかっていたのであれば
駒希がどの窓を選んだとしてもそれは運命だと言えるのでしょうか。
単純に殺害ではないのでしょうか。

第7話考察・伏線

【あらすじ】
第6ゲームの脱落者は櫻木駒希。
ギロチンによって一瞬に命を奪われた衝撃は真澄太一に大きく情緒が次第に崩れていく。
自分のしていることを正当化しようとする真澄とは対照的に
南雲洋子は罪悪感を感じていない様子。
飛び入り参加の刑事・内山は単純にゲームを楽しんでいるようにも見えるが…

7話の予告はこちら

真澄太一の気持ち

駒希の遺体をリネンカートに乗せて内山と一緒に処分した真澄。
今更になって「ヤバくないですか?」と刑事の内山に言い出します。
内山は「ギリギリアウトだな」と言い
「遺体遺棄には問われるだろうな」
「やっていいこととやっちゃいけないことには線が引かれている」

真澄太一君、今になってこんなこと言い出すんですかぁ~?
駒希の衝撃的な遺体に真澄は精神的に参っているようです。
「僕はみんなが死んでほしいなんて思ったことは一度もない!」
この発言が優等生キャラなんですけど~

逆に南雲洋子は真澄にむかって「ここに来るまで何人殺した?」と詰め寄ります。
「6人は私が殺したようなものよ。
君と違うのは私は自分が悪魔と取引したってことを認めているってことよ」

他人の死によって自分に利益をもたらすこのゲームに勝つということの意味を
真澄は今になって実感したとでもいうのでしょうか。

稲葉の行方

真澄は二宮に声をかけ、稲葉の事を尋ねます。
部屋には荷物が置かれたまま、現金もカバンに入ったままだと言う二宮に
南雲も監視カメラの映像を確認させてほしいと言い始めました。

稲葉の姿が写っていた映像は21:23から21:30に時間が飛んでいることに南雲は気づきました。
誰がそんなことをしたのでしょう?
何のために7分間の映像を消去したのでしょう?
この部屋に入ることができるのは二宮だけです。

二宮には稲葉の姿を消す必要があったのでしょうか。

監視カメラの映像を見ている3人にむかって二宮は
「あくまで記録用ですから」といいました。
記録?ということはここに来た人間がどう過ごすのか記録するための証拠となのでしょうか。
稲葉の記録も21:23以降は不要だと言う事なのでしょうか。

稲葉を見つけた南雲

南雲は稲葉が消えた場所を探していました。
そこで隠し扉の中に消える二宮の姿を目撃します。

後をつけた南雲は二宮に見つかります。
「責任はとれませんよ」と言いながら二宮が開けた扉の中には背中に包丁が刺さった稲葉が倒れていました。
突然のことに驚き震える南雲とは対照的に少しも動じない二宮。
そして稲葉のことは真澄と内山には内緒と言うことにしておきましょうと話す二宮。

なんだか違和感がありませんか?
というかわざと二宮が南雲に稲葉の死体を見せたように思いました。
見られて困るようなものならランドリーシューターに入れて処分してしまえば終わりです。
なぜあの部屋に稲葉を残したままにしたのでしょう。

監視カメラの位置が同じであれば稲葉と同じ南雲の映像が記録として残っているはずです。
そして隠し扉の内側にも監視カメラは存在していて11:27の南雲の姿が映像には記録されていました。
ということは南雲の様子も全て残っているはずです。

混乱した南雲は二宮を再び「古郡のおいちゃん」と呼び、幼い時の話をします。
父親の事を知らない南雲。
誕生日には人が羨むようなプレゼントを持ってくる古郡のおいちゃん。
古郡のおいちゃんはもしかしたら南雲洋子の父親なのでしょうか?
南雲と二宮の関係を明らかにしないまま、南雲は死ねないんじゃないかと思うのです。

第7ラウンドはクロスボー

3人は円卓に通されます。
円卓の上にはクロスボーが置かれています。
二宮が回し台座が止まった場所に矢が放たれるというゲームです。
何故か椅子が5脚あるのは以前にもこのゲームをしたことがあるからだと説明する二宮。
5脚にすることで1度で勝敗がつくかどうかわからず
ゲームを何度も行うことになるという非道なルールとなりました。

1回目は誰も座っていない席に矢が放たれ助かったものの
2度目にその席に変わった内山の胸に矢が刺さり
「ばっかみたい」と一言つぶやいて内山は亡くなりました。

「ばっかみたいってことが起きるのがくじ運だからさ」という南雲。
最終的に生き残ったのは真澄太一と南雲洋子の2人となりました。

2人は以前南雲が言っていたように一緒にリタイアして仕事をするという選択をするのでしょうか。
それともそんな話をしたこと自体、記憶の中に残っていないのでしょうか。

刑事の内山が真澄に話していたように
「いなくなっていい人はいないけど
いてもらっちゃあ困る人はいる」
という言葉がこのゲームの真相なら
「いてもらっても困らない人」
むしろ「生き残ってほしい人」が勝ち残るわけです。
くじ運など何も関係ありません。
「生き残ってほしい人」以外は死が待っているのです。

二宮は南雲と過去に関わりがありました。
南雲の父親の親友という事でしたが、本当は南雲の父親なのではないでしょうか。
このゲームは南雲洋子に大金を渡し再び人生をダ・カーポさせるためだけにあったのでしょう。
そしてミスターXは二宮自身ではないかと思うのです。

第8話考察・伏線

【あらすじ】
クロスボーの矢は、途中参加の内山刑事の胸に刺さった。
第7ラウンドで生き残ったのは真澄太一と南雲洋子。
最終ラウンドは2人のうちどちらかが死ぬこととなる。
太一は分配金をもらったらリタイアしようと洋子にもちかけるのだが
二宮はルールが変更になったと2人に告げる。

8話の予告はこちら

生き残ったのは真澄と洋子

第7ラウンドの脱落者は内山。
南雲と真澄で内山の遺体をランドリーシューターに入れた後
真澄は現職の刑事が急にいなくなったことが問題にならないかと二宮に尋ねます。
二宮は「一年間で8万人の人間が行方不明になっている現状では、内山刑事がいなくなっても不思議はない」
内山刑事はどうしてもゲームに参加したかったのだと
お金じゃなく生きている実感が欲しかったのだと説明します。

ですが真澄は「内山は二宮にはめられたんじゃないか」と言い
「全て計算されたシナリオ通りに話が進んでいるんじゃないかと思う」と洋子に言います。

確かに内山が多重債務者であることは二宮は把握していました。
そして内山に耳打ちをしました。
ここに来てゲームに参加すると何かがあって返済できるかもしれないと気づかせるような話をし
導かれるように内山はゲームに参加し、そして命を落としました。
内山が参加すれば保険金が入るのだから運営側はお金を貸しても参加者が多い方が利益が出ます。
もともと生きてここから出ていく人の方が圧倒的に少ないはず。
なので内山の参加を拒む必要はないと思うのです。
そしてゲームのからくりに気付いた以上は生きててもらっちゃ困る側の人間であるため、内山は脱落者候補になったのだと思います。

ルール変更

私たちはゲームの駒なんだから仕方ないと割り切って答える洋子の様子に真澄は声を荒げます。
「怖くないんですか?次のラウンドで僕か洋子さんがいなくなるんですよ」
分配金もらったらふたりでリタイアしましょう、
ここまできてデスゲームを続けるなんて運営の思うツボだと洋子を説得する真澄。

そこへ二宮が来て「すみません、そういう訳にはいかなくなりました。ルールが変更になりました」と言います。

ゲームを降りる人は今までの分配金を置いて出ていくように
残った人はゲームが成立していないため今までの獲得賞金も没収だと言うのです。
「話が違う」と怒りだす真澄に二宮は突然怒りを露わにし大きな声を出します。

「借金まみれで死ぬしかなかった君たちが今日まで生きてこられたのは誰のお陰なんだ!
ルール変更なんて世間にはいくらでもあるんだ。それまでの常識が非常識になる、それについていけないから負け組になったんだろ?
運がいいだけでこんな大金が手に入ると思ってるのか?」

「頼むからここから出て行ってくれ」と二宮は南雲に頭を下げます。
おそらく次のゲームで南雲が死ぬことはこの段階で決まっていて、二宮はどうしても南雲に生きていてほしいと思ったのでしょう。
二宮はやはり南雲の父親で、必死に死なないでほしいと思い
今までになく感情的になったのだと思うと切なくなりました。

稲葉は駒希に殺された?

「稲葉を殺したのもあなた?」と聞かれた二宮は削除されてない監視用カメラの映像を2人に見せます。

そこには「お前のことは信用できない、俺はもう降りる」と話す稲葉の声と包丁を持つ駒希の姿が写っていました。
駒希は何度も稲葉の背中を刺し殺害しました。

なぜすぐに駒希はゲームをリタイアしてお金を持ち逃げしなかったのかという真澄に
自分は死なない、自分は大丈夫だと思ったから生き延びて
その後で分配金を持ち逃げするつもりだったのだろうと二宮は分析します。
自分が死ぬとは思っていなかったからだというのです。

駒希が稲葉のことを役にたつ大事な人物だと思っていないことはわかっていましたが
果たして殺す必要はあったのでしょうか。
駒希は稲葉が生きていることが計画の足手まといになると考えたのでしょうか。
私なら使えるところまでもっと稲葉を利用し、自分が生き延びるために稲葉を犯人に仕立てするように思ったのですが。。。

今回監視カメラの映像を見ている人物が写りました。
その人物が注目していたのは真澄太一。
生きていてほしい人は真澄太一なのでしょう。
ミスターXが二宮だと思っていましたがそれなら脱落者は真澄太一にするはず。
ではいったいなぜ生き残るのが真澄太一なのでしょう。
ますますミスターX ・会長の考えていることが分からなくなりました。

太一の叫び

はるかってなんだよ。
お父さんってなんだよ。
なんで本当の事言わないんだよ。
墓場まで持っていくってなんでだよ。
ここは墓場みたいなもんだろ?

第8ラウンドで南雲が切ったロープは南雲を地上へ引きずり落そうとします。
真澄は洋子を助けようと南雲の手を引っ張るのですが耐え切れず
洋子は二宮に「お父さん」と言い落ちてしまいます。

「私、立場上プレイヤーの方とプライベートな話は禁じられていますので…」と力なく言う二宮に真澄は叫びます。
「だったらそのルール変えろよ!あんた父親だろ?」

二宮と南雲洋子ではなく、古郡のおっちゃんとはるかでもなく
お父さんとはるかとして過ごすことができなかった2人の関係はこの先解明されるのでしょうか。
本当なら真澄と一緒に洋子を助けたかっただろうに
二宮もこの仕事をさせられている理由があるのでしょう。
その様子を見ていたミスターXは何を感じているのでしょうか。
非常にむなしく苦しい第8ラウンドとなりました。

第9話考察と伏線

【あらすじ】
最後のサバイバーとなった真澄太一。
太一は洋子の最後の言葉の意味を二宮に突き付ける。

今まで誰にも語ることのなかった自分の過去を話はじめる二宮。
太一は多額の獲得賞金を得たがその持ち運びのことで駄々をこね、ついに会長をおびき寄せることに成功する。
ついに姿を現した会長・ミスターX。
その会長の姿を見て太一は驚愕する。

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洋子の最後の言葉

自らの足かせにつながっていた錘の紐を断ち切ってしまった南雲洋子は
二宮にむかって「お父さん」と言い、地面に落ちていきました。
洋子の言った言葉を二宮に問う真澄。
二宮は「君にはそんな風に聞こえたかね」とはぐらかすも
太一は「逃げるのかよ!」と言い
「自分の娘、見殺しにしたんですか?」と怒りを露わにします。

二宮は混乱する気持ちを整理するためか、自分の過去を話はじめます。
全てのはじまりは小学校教師だった二宮が担任していた生徒の自殺でした。
原因はいじめ、ですが二宮は全く気付いていなかったといい
マスコミの追求や誹謗・中傷から家族を守るため
名前を変え住む場所を変えて生きてきたのでした。

洋子の遺体をダストシューターに入れた二宮。
いくら自分の娘であったとしても他の人たちと同じように処理しなくてはならない
二宮の気持ちはどんな感情なのでしょう。
二宮は最後にラベンダーをランドリーシューターに落としました。

以前洋子は真澄と恵理子に中庭で
「例えばあの屋上から落ちて死ぬとしたら目をつぶっちゃったらもったいないと思うのよ」と言っていました。
平和そうに見える現実も色と欲にまみれたドロドロの世界がある。
どうせなら全て見たいな、人間の汚い部分も全て見たいな
と言っていた洋子。

きっと洋子なら二宮の過去もきちんと理解して許してくれたはず、
叶わなかった親と娘としての時間を償うように手向けられたラベンダーが切ないシーンでした。

真澄太一の真実

真澄は先輩の連帯保証人となって多重債務者となりホテルディスティーノにやってきました。
しかし真相は先輩に騙されたのではなく、真澄が泥酔した先輩を利用して大金を得ようと契約させ
結果その先輩の借金まで背負うことになったというのが真実でした。
ずっと「僕は被害者だ」と言い続けていた真澄ですが、二宮はやはり本当のことをわかっていたのですね。

内山刑事がホテルを訪れた時に、真澄は自分のことを調べに来たのだと思い、内山の様子を見ていました。
その時に二宮が内山に何かつぶやいているところを目撃したのです。
真澄の優等生のような態度からは他人をだまして利益を得ようとするなんて想像つきませんが
膨らみ過ぎた借金の理由や分配金が返済額を超えても帰ろうとはしなかった点から考えると
真澄太一もなかなかの悪であると思いました。

誰かがいる

二宮は真澄に稲葉の遺体処理を手伝ってほしいと頼みます。
監視カメラの映像では稲葉の背中を刺した包丁を見つめる駒希の顔が写っていました。
ですが不可解な点がいくつかあるのです。

稲葉の死体はなぜ倉庫にあったのか
誰が倉庫の中に稲葉を隠したのか
稲葉の背中には包丁が刺さったままでした。
ですが映像の駒希は包丁を見つめていました。
倒れた稲葉の背中に再び包丁を差す必要はないように思うのです。
稲葉が隠し扉の中で倒れていることが見つかったら困る人は
いったい誰なのでしょう。
本当に稲葉を殺したのは駒希なのでしょうか。

ホテルの中にいる人が少なくなり、必然的に誰かが嘘をついているか
もしくは別の誰かがいるとしか思えなくなってきました。

真澄太一、駄々をこねる

総額で7億8382万円を手にした真澄ですが、
賞金を手にしても嬉しそうな顔をせず、本当に持って帰っていいんですか?と聞きます。
二宮はジェラルミンケースを用意しようか、とかタクシーを呼ぶ、宅配便で届けるなどの案を出しますが
真澄はわざと「二宮さ~ん」と甘えたような声を出します。

すると二宮は「会長を呼びましょうか?」と言い監視カメラに向かって「会長、どうしましょう?」と言いました。
真澄は最後に会長がどんな人物か確かめたかったのでしょう。
二宮は真澄の策略を知ってか知らずか、会長をよびだしてくれました。

現われた人物が仮面を外すとそこにいたのは死んだはずの大田原でした。
そう、会長は大田原だったのです。

いまだによくわからない

会長の大田原は運の正体を見破ってやろうとし、その研究に全財産を注ぎ込んだというのです。
そしてデスゲームの開始時間はデータ上プレイヤーの一番運のいい時間だと言いました。

ではそのデータが示したように運のいい人がゲームに勝ち残っていったのでしょうか。
第1ラウンドで四門とグラスを交換し、第2ラウンドでだるまのお姉ちゃんと拳銃を交換した大田原は
どれが当たりかは知らなかったというのです。
第2ラウンドまでは大田原は誰かと交換しなければ死んでいたはずの人でした。
つまりバイオリズム的には運のいい側に分類されていたのでしょう。
ですが第3ラウンドで運が尽きると予測された大田原はあらかじめ酸素ボンベを用意して生き延びる手段を用意していたのでした。

死んだと見せかけておいて実は生きていた大田原ですが、
ではなぜ南郷という男とメールのやりとりをしていたのでしょうか。
大田原のメールの中の「この中にいる」は単純に南郷をだまして途中参加させるためについた嘘なのでしょうか。

そもそも大田原はゲームにプレイヤーとして参加する必要はないですよね。
万が一にも第1ラウンドで脱落者になってしまったらこのゲームの意味がありません。
自分自身のことを研究したかったのかもしれませんが
大田原自身がゲームに参加する必要性が感じられないのです。
ミスターXという存在は他にもいるのでしょうか?

今までのデスゲームの目的は運の人体実験として行われており、監視カメラの映像は記録用だと説明する二宮。
そして二宮は前回のゲームの優勝者だという大田原。
では二宮はなぜこのホテルから出ることを選ばなかったのでしょう。
このホテルで会長のお手伝いをするとこで多重債務者を救うことができるというのですが
二宮には自分自身の人生をやり直す、つまりダ・カーポするという選択は初めから無かったのでしょうか。
他人のために生きる人生を選んだとでもいうのでしょうか。

大田原はデスゲーム勝者である二宮と真澄に
「俺たちを持て遊ぶ運の正体を知りたいと思わないか?」といい
ふたりで最終決戦をしないかと持ち掛けます。
真澄は「もし勝者が二宮さんだとしても運命の引力とやらを僕に引き寄せて勝ちたくなりました」といい
大田原のとんでもない申し出を受け入れることにしました。
真澄の脳内はドーパミンが出っぱなしの状態なのでしょうか。
こんなにも強気な発言をする真澄をいままでみたことがなかったのですが
本来の真澄太一という男は実はこういう男だったのでしょうか。

最終的に一番運があるか無いかを決めるのはじゃんけんなのでしょうか。

第10話考察と伏線

【あらすじ】
終ったはずのサバイバルゲームのスペシャルファイナルラウンドを持ち掛ける大田原ことミスターX。
大田原は "運の正体"を知るための研究をもっと極めたいのだ。

劇薬を注射した腕… 真澄と二宮による命をかけた "解毒じゃんけん"
先に解毒剤を3本打った人が勝ち残るという。
生きるか死ぬか? 生き残り同士の最終ラウンドが始まった…

10話の予告はこちら

生きるか死ぬか

毒の入った注射を打った真澄と二宮に「今の心境を聞きたい」という会長こと大田原。
二宮は「不思議なことに恐怖は感じていません」と言い
真澄も「人ごとのように冷静で…」と言うと
大田原は「死ぬかもしれないが生き残るかもしれない。
自分が生き残る方の未来が見えてるんだ」と分析します。

勝ち残る度に死ぬ確率が上がっていくという真澄に
これは生きるか死ぬかの運を試しているのだから
常に確率は50%だと二宮は言います。
生きる方を選ぶ人は運のいい人。
死ぬ方を選ぶ人は運に見放された人。

運と確率、わかるようなわからないような…。

南郷と内山が加入した理由

内山をスカウトしたのは駒希が稲葉を殺してしまったからだと大田原は言いました。
せっかくデスゲームで1人ずつ死んでいく運の流れを記録していたのに
稲葉が突然いなくなったことでデータが変わってしまうのを避けたい
予定通りのメンバーで最後まで戦った方がデータに狂いは生じないだろうと説明する大田原。
単に人数合わせって感じもしなくはないですけどね。

南郷についてはもともと大田原が書いた台本通りのゲストでした。
前回のデスゲームに参加していた南郷に大田原はわざともう一度この狂った世界の話をすれば
南郷が再びここにやってくることはわかりきっていたというのです。
確かに大田原が脱落者となった後、連絡が取れなくなったことを心配し南郷はホテルに現われました。
そして南郷の参加はプレイヤーたちの生死観に影響を与えたようにも感じました。

人は自分だけの力で生きているわけではなく、すれ違ったいろんな人たちの影響を受けて生きている事は確かなことです。
ですが南郷が参加する・しないで他の人たちの運の流れが変わったのでしょうか。

死ぬ前に何を思う?

解毒じゃんけんの1回目は二宮が勝ち、2回目は真澄が
3回目は二宮が勝ちました。
後がない真澄は自分のことを「罰が当たったんですよ」とつぶやきました。

バカみたいに人の良い先輩をだまして大金を得ようとした報いだと自分の過去を後悔したように話しました。
二宮は慰めるように「人間思うように生きられないもんですよ」と言い、
まるで南雲に本当のことを言えなかった自分のことを悔いるようにも聞こえます。

4回目の解毒じゃんけんは真澄が勝ち、2対2となり次のじゃんけんで勝敗が決まります。
「負けたら死ぬって時に何を考えてたかわかります?」と話す真澄に
「わかります、私と同じことだ。はるかのことでしょ?」と言う二宮。
「はい…」とまた優等生の返事をしてしまいますが、大田原に「食い物のことでしょ?」と突っ込まれた真澄は
「ぼく…オムライスです」と答えました。

愛する人の事を思っていてほしい とか
大好きなものを思い浮かべてせめて幸せな気持ちでいたい とか
せめて自分の最後の瞬間は後悔ではなく
感謝の気持ちで終えられたら…と感じる場面でした。

最後のメッセージ

勝者は真澄太一、会長が予測した通りの結果でした。
二宮は死にゆく前に会長に祝福の言葉を伝えます。

『運は天気のようなもの。
運のいい人は太陽がさんさんと照らす青空のような一生が送れる
普通の人間は晴れたり曇ったり時には嵐が来たり大雨が降ったり
不運な人は10年に一度のような大雪が降るような一生になってしまう

でもこれからは会長が教えてくれた運の天気予報を握りしめて
自分の能力と努力で自分の人生を作っていけるようになる』

二宮は自分もデスゲームで命を落とした人達も会長の役に立てて良かったと言いました。
そして敗者となった二宮は自らの足でダストシューターへ行きました。
会長の手を煩わせることなく自らの処理を自分自身で済ませたのでしょう。

勝者となりホテルを後にした真澄は大田原から受け取った小切手を見つめます。
そして軽く微笑んでおもむろにビリビリと小切手を破り放り投げました。
せっかく命をかけて戦った大金なのに…と思いましたよね。
ですが真澄の前で死んでいった多くの人の言葉や行動は
真澄太一のこれからの生き方に大きく影響をもたらしました。

もしも真澄太一が大田原からもらったお金を使って過ごしたとしたら、私は南郷と同じだと思うのです。
お金に囚われて大金を得た時の興奮が忘れられず、またここへ戻ってきてしまうでしょう。

「人間は運の糸に操られてるマリオネット」だと言った大田原の言葉のようにエンディングで仮面をつけ歩く人々。
街をゆく人々の流れに逆らうように、でもしっかりと前を見据えてゆっくりと歩く真澄太一の姿は
運でもなく優等生のふりをするのでもなく自分らしく自分の持てる力で生きていこうとしています。
運の天気図を読み運に操られて生きるマリオネットではなく
自分の能力を知り努力し、人を騙さず自分を大きく見せずに等身大で生きる。

”ダ・カーポ”は音楽記号で楽曲の初めに戻るという意味で
楽曲の冒頭に戻り終わりまでを演奏します。
すなわち同じ演奏をもう一度繰り返すのです。
ですが、人生においては初めに戻って同じように繰り返すことはできません。
つまりダ・カーポはできないのです。

ですが気持ちや考え方を改めたり、自分自身を見つめ直すことが『生き直す』ことになり
違う人生を歩くきっかけにはなると思います。
大切なことは繰り返すのではく見つめ直すこと。
同じことを繰り返しているように感じる生活でも、昨日と今日は全く同じでは無いということ。
ダ・カーポのように繰り返した日々に見えても本当は何かしらの違いがあり、
そのひとつひとつが明日を作っていくのだとしたら
ダ・カーポする?と考えることには意味があると思いました。

まとめ

要約しますと

要約しますと

  • 2『ダ・カーポしませんか?』は8人の多重債務者が「生き残るチャンス」をつかみ取るため命をかけたデスゲームに挑むドラマ
  • 秋元康さんが「洋館を舞台に命とお金をかけた運試しに参加する人々をえがく」ドラマを企画したもの
  • 多重債務者はなぜこうなったのか、運が悪かっただけなのか。欲望・お金・運を手にするためにどんな本性をさらしていくのか。
    誰が生き残って誰が脱落するのか、そこにはどんな意味があるのか。

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