この夏、リチャード・ウーさんとコウノコウジさんが手掛けた漫画を生田斗真さん、三池崇史さんのコンビが初めてテレビでタッグを組み『警部補ダイマジン』のドラマ化が決定しました!
強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯罪に立ち向かい、悪をもって悪を制するダークヒーローが活躍するピカレスクサスペンスとなっていますが、一体ピカレスク・サスペンスドラマとはどのようなジャンルなのでしょうか。
ノワールとの違いは何なのかにも注目したいところ!
そこでピカレスク・サスペンスとノワールの違いについて解説していきますので是非最後までご覧ください!
ピカレスク・サスペンスドラマとは?
この夏テレビの限界に挑むドラマ『警部補ダイマジン』がスタートします。
ダークヒーローが巨悪に挑む刺激的なピカレスク・サスペンスとなっており非常に期待大!
『土竜の唄』シリーズで培われた生田と三池のアクション演出が、本作でも期待できそうですよ〜。
なるほど、ピカレスクサスペンスね。
ってピカレスク・サスペンスって何なの?!
さらにノワールというジャンルに似ているらしいがノワールも何のことなのでしょう。
ピカレスクってピタゴラスイッチみたいやし、ノワールはお菓子の名前みたいよね。
きっと私のようにご存知ない方もいらっしゃるはず!
そこで意味を詳しく調べてみました。
「警部補ダイマジン」実写ドラマ化決定!
7月放映予定。
三池崇史監督と生田斗真さんのゴールデンコンビです! pic.twitter.com/UY7Sr4AYiM— コウノコウジ KojiKono (@KOJIKONO) February 12, 2023
ピカレスクとは意味は?
ピカレスク とは、スペイン語の「pícaro(悪党)」に由来しています。
主人公が社会的なルールを破り、詐欺や泥棒行為などの非合法的な活動に従事する物語を指します。
具体的にピカレスク小説は、16世紀から17世紀にかけてスペインで流行した文学ジャンル!
貧しい出自の若者が、様々な冒険や詐欺行為を通じて生き延びようとする様子を描いたものです。
このジャンルは、後に他の文化圏にも広まり、19世紀にはフランスの小説家ギヨーム・アポリネールが、自らの小説に「ピカレスクな詩」というタイトルをつけるなど、広く用いられるようになりました。
ピカレスクの物語は、しばしばユーモアや皮肉が込められており、社会の弱点や不正義を風刺するとともに、主人公の生き様に同情や共感を抱かせます。
また、ピカレスクな物語は個人の生きる力や創造力を讃えるメッセージを含むことが多いため、多くの読者に親しまれています。
ノワールとの違い
ピカレスクとノワールは、どちらも犯罪や不正義がテーマの文学や映画で似たような雰囲気を持っていますが実はいくつかの違いがあるんです!
まずピカレスクは主人公が社会のルールを破って非合法的な活動に従事する点が特徴的です。
一方でノワールは、犯罪者が登場することが多いものの、主人公が法律に則った正義を追求することが多いところが異る点です。
またピカレスクは、しばしばコミカルな要素があって主人公がトリックを駆使して危機を切り抜ける場面が描かれることがあります。
一方、ノワールは、シリアスで陰鬱な雰囲気が強く、主人公が不条理な状況に翻弄される様子が描かれます。
ピカレスクとノワール、似たようなテーマを扱いながらも、それぞれに異なる要素を含んでいるんですね〜。
警部補ダイマジンの概要
『警部補ダイマジン』の概要についてご紹介していきましょう。
番組名:『警部補ダイマジン』
放送日時:2023年7月スタート 毎週金曜日23:15〜
出演:生田斗真
原作:『警部補ダイマジン』作:リチャード・ウー、画:コウノコウジ/日本文芸社刊
監督:三池崇史
脚本:徳永友一
音楽:遠藤浩二
強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、ダークヒーローが巨悪に挑む物語。
テレビの限界に挑む過激な意欲作である『警部補ダイマジン』は新感覚&衝撃のピカレスク・サスペンスドラマとなっております。
https://twitter.com/DaimajinEx/status/1624498506844246016?t=tQk1Ph2WoJGAA5wREV4VBw&s=19
ピカレスク・サスペンスドラマ他には?
ピカレスク・サスペンスドラマって『警部補ダイマジン』以外にもあるのでしょうか。
ピカレスクの意味を見る限り、なんとなくピカレスクっぽいドラマを見たことあるようなないような。
調べてみたところ『警部補ダイマジン』以外にもピカレスク・サスペンスドラマが見つかりました。
昭和の巨匠・松本清張さんの代表作であるピカレスク・サスペンス「黒革の手帖」。
実は何度も映像化されているピカレスク・サスペンスドラマを代表する作品なんですよ〜。
愛と欲望が渦巻く銀座を舞台に魑魅魍魎な悪人たちが暗躍するサスペンスである『黒革の手帖』は1982年に山本陽子さん主演でドラマ化され、2年後の1984年には大谷直子さんが主演を務められました。
1996年には浅野ゆう子さん、2004年に米倉涼子さんと続き2017年には武井咲さんが『黒革の手帖』の主人公・元子を演じているんですね〜。
ちなみに他にもピカレスク・サスペンスドラマってあるのな調べてみたのですが私が調べた限りではありませんでした。
ということから、ピカレスク・サスペンスドラマってあまり多くないんですね〜。
ますます『警部補ダイマジン』に期待が高まります。
まとめ
要約しますと
- 2023年7月よりスタートするドラマ『警部補ダイマジン』はピカレスク・サスペンスドラマ
- ピカレスクとは主人公が社会的なルールを破り詐欺や泥棒行為などの非合法的な活動に従事する物語
- ピカレスク・サスペンスドラマといえば『警部補ダイマジン』の他に松本清張さんの代表作である『黒革の手帖』が挙げられる
ピカレスク・サスペンスドラマ『警部補ダイマジン』今から放送が楽しみですね!
テレビの限界に挑むって、一体どんなストーリーが展開されるのでしょうか。
"土竜の唄"シリーズを世に送り出した生田斗真さんと三池崇史さんのコンビが、初となるテレビでタッグを組まれるとあり刺激的な金曜日の夜に今から期待が高まります!
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