ドラマスタートする前から実はモヤモヤがふつふつしていたんだ。公式は何にも言ってないけどこれって絶対間違いない…はず。
どうも、癖のあるドラマ考察サイトのマダム・エモです。
永瀬廉さん演じる海野音が広瀬すずさん演じる空豆と出会い何故か暮らすことになる
TBSで始まったこの冬1番のラブストーリと評判の高い『夕暮れに、手をつなぐ』ですが
別の意味でも注目度の高い作品になってしまいました。
大学卒業後、親の反対を押し切って就職せずに音楽の道を選び
パソコンで楽曲を制作しリリースする”コンポーザー”を目指しているものの くすぶっている音。
運命的な出会いをした空豆との再会によって
諦めかけていた夢にもう一度向き合うようになるストーリーですが
ドラマの予告CMで流れる音楽に「え?」と驚き
突然のことに拒否反応を示す人で炎上さわぎが起きました。
ここでは『夕暮れに、手をつなぐ』の第1話で使われた楽曲と
なぜ炎上騒ぎが起きたのかについて深堀りしていきます。
いろんな意味で注目度の高いドラマですが
そんなことも気にならないくらいに純粋に楽しめる作品になることを期待しています。
夕暮れに、手をつなぐで夜明けと蛍が流れている
『夕暮れに、手をつなぐ』の初回オンエアまでの間、流れていた予告CMを知っていますか?
広瀬すずさんの「名前、聞いとらんやった」の声の後ろで聞き覚えのある曲が流れていました。
ギターのカッテングが印象的なイントロのその曲は
「夜明けと蛍」というボカロ曲でした。
突然何の前触れもなくテレビCMとして「夜明けと蛍」が流れてきたため、
多くの人は「え??」「なんで??」と驚き、受け入れられない人が多くいました。

正反対で違和感と一部炎上
「夜明けと蛍」について少し補足します。
ボカロ曲「夜明けと蛍」はヨルシカのコンポーザーであるn-bunaが
2015年にリリースした1stアルバム「花と水飴、最終電車」の中の14曲目の楽曲です。
多くの人が歌ってみたや弾き語り動画をアップしたりカラオケで楽しんだりして大切にしてきた楽曲です。
そんな「夜明けと蛍」が予告CMとして使われた驚きだけでなく
楽曲とドラマとが正反対で違和感しかないと一部の人の反応が炎上騒動になりました。

夕暮れと夜明け
ドラマは『夕暮れに、手をつなぐ』であり「夕暮れと夜明けじゃ全く違うでしょ」という反応が多くみられました。
ドラマ公式サイトでは”夕暮れ”の意味を次のように解説しています。
23歳の2人がひとつ屋根の下でそれぞれの夢を追いかけ、不安を抱えながらも励まし合い、
笑い合い、時にはケンカをしながらも支え合ってともに時間を過ごす。
それは昼と夜の間の夕暮れの時間にいるような、ずっとそこにはいられないことがわかっている曖昧でかけがえのない時間
つまり実際の夕暮れという時間帯の話ではなく、移りゆく止めることのできない瞬間のようなもの
ということでしょうか。
ドラマタイトルからのイメージが抽象的でわかりにくい感じがするのは私だけでしょうか。
冬と夏
「夜明けと蛍」が収録されているアルバム「花と水飴、最終電車」は夏の終わりの1日をテーマに描かれた作品です。
また歌詞の中で夏という言葉が何回か出てきます。
そのため「夜明けと蛍」は夏の曲というイメージを持つ人がほとんどです。
『夕暮れに、手をつなぐ』は1月スタートのドラマの為、季節感が真逆で共通する要素が乏しく
そこの部分でも違和感を訴える人が多くいました。

「夜明けと蛍」はドラマ主題歌ではなかった
実際のところ『夕暮れに、手をつなぐ』の主題歌は「夜明けと蛍」ではなく
ヨルシカの「アルジャーノン」でした
https://twitter.com/yugure_tbs/status/1613823295148916737
「夜明けと蛍」が予告CMに使われていたのは主題歌がヨルシカだということのちょっとしたネタバレだったのでしょう。
ですが思いのほか反響が大きく、今は「夜明けと蛍」をBGMとして使った予告CMがみられるのは
Tverの「夕暮れに、手をつなぐ』ナビという見どころを集めた番組だけのようです。
『夕暮れに、手をつなぐ』第1話の中ではヨルシカの楽曲がいろんなシーンに使われていました。
福岡で音が聞きながら歩いていたのは「春泥棒」
横断歩道で空豆とぶつかり、落としてしまったイヤホンが入れ替わって2人は出会います。
空豆のスマホの着信音として流れたのは「ただ君に晴れ」
主題歌「アルジャーノン」の切ないギターのリフが2人の心の内側を少し癒してあげて
そのあと勇気づけていくような感じがしました。
そのほか「夜明けと蛍」や「春泥棒」がドラマのBGMとして流れていましたよね。
ヨルシカの楽曲の美しさがメロディだけになっても存在感として確立しているのは凄いなぁと改めて思いました。
肯定的な意見
「夜明けと蛍」がドラマ使用されることに肯定的な意見の人も多くいました。
このドラマをきっかけに多くの世代の人がヨルシカに興味を持って
今までの楽曲を含めて聴く人が増えるといいなぁと思います。
またコンポーザーという仕事や業界のことも知ることができると、ドラマの楽しさが倍増するように思います。



脚本担当・北川悦吏子さんの意見
『夕暮れに、手をつなぐ』の脚本を担当された北川悦吏子さんのツイートを紹介します。
投稿されたのは1月19日。
ヨルシカが主題歌を担当することが発表になったのと同時なら、もしかして少しは炎上を免れたかもと思ってしまいました。
ヨルシカは「夕暮れに、手をつなぐ」というタイトルが浮かぶと同時に、お願いしようと思っていました。今までのn-bunaさんの曲をインストに崩して使わせていただきたい、というお願いも聞いていただけました。ありがとう。n-bunaさん。同郷。(岐阜の話、しました)。
引用:https://twitter.com/halu1224/status/1615774896273129472
今まで北川悦吏子さんが脚本を務めたドラマの主題歌は名曲ぞろいなので
ヨルシカの多くの楽曲がいろんな世代の人から注目をあびるようになると思います。
劇中制作曲担当は松室政哉さん
劇中制作曲担当・松室政哉さんのツイートです。
劇中で永瀬廉さんが作曲する曲を制作させて頂いてます!リアルタイムで観てたけどめちゃくちゃ良いドラマだ!空豆と音の会話永遠に観てたい!
劇中で永瀬廉さんが作曲する曲を制作させて頂いてます!リアルタイムで観てたけどめちゃくちゃ良いドラマだ!空豆と音の会話永遠に観てたい!
二話以降もどうなるか。お楽しみに!#夕暮れに手をつなぐ https://t.co/5TtxZ0tmWn
— 松室政哉_本人 (@matsumuroseiya) January 17, 2023
松室政哉さんってどんな人か調べてみました。
松室政哉(まつむろ せいや)
1990年生まれ
オフィスオーガスタ所属
2017年にメジャーデビュー
2022年のドラマ『六本木クラス』の挿入歌として「ゆけ。」が使用され
2023年1月期は『アカイリンゴ』の劇中音楽を、『夕暮れに、手をつなぐ』の劇中曲を担当しています。
『夕暮れに、手をつなぐ』では永瀬廉さん演じる海野音が作る曲の元が次第に1つの作品になっていく様子もきっと描かれていくと思うので
どんなふうに楽曲ができあがっていくのかを見守りつつ、松室さんの音楽を楽しみたいと思います。
松室政哉さんに興味を持たれた人は一度この才能の塊を感じてほしいと思います。

まとめ
要約しますと
要約しますと
- 『夕暮れに、手をつなぐ』の予告CMで「夜明けと蛍」のイントロが使用され驚いた人が多数いた
- ドラマの主題歌を担当するのはヨルシカ。「夜明けと蛍」はヨルシカのn-bunaの楽曲
- 今まで大切にしてきた楽曲が唐突にドラマに起用され、イメージが真逆なのにドラマと結び付けられることへの拒否反応を示す一部の人で炎上騒ぎとなった
この先もいろんな楽曲がこのドラマを彩ると思います。
多くの世代の方がいろんな音楽に触れるきっかけになるといいですね。