2023年冬ドラマ

警視庁アウトサイダーがトリック風の理由!1話感想と小ネタを紹介

警視庁アウトサイダーっていうドラマ、まずは見てみてほしい。
こんなシリアスとくだらなさとがごちゃまぜになったドラマを21時台の時間に放送していいんでしょうか?

みなさんどうも、癖のあるドラマ考察サイトのマダムエモです。
テレビ朝日系列木曜9時の新ドラマ『警視庁アウトサイダー』が始まりました。
この時間帯には多くのテレ朝刑事ドラマがあり
また似たような刑事もの・警察ものが始まるんだな~なんて思っていました。

ところがどっこい、なんですか?このドラマ。
なんだかわちゃわちゃしているし、登場人物は秘密めいているし、謎の掲示物がたくさんあるし。
どこかで見たことあるような感じで小ネタがごちゃごちゃしてるけど
ストーリーとしての考察部分はいろんなところに見え隠れする。

この感覚、なんだか知ってると思った人は『TRICK』というドラマを観たことないですか?
そして『TRICK』が好きだった人ならぜひ一度『警視庁アウトサイダー』を見てもらいたいなぁと思うのです。

それでは『警視庁アウトサイダー』第1話の小ネタと感想を紹介しながら
なぜ『警視庁アウトサイダー』が『TRICK』風なのかを深堀りしていきたいと思います。

見逃し配信で小ネタ探しの旅に出てみませんか?

警視庁アウトサイダーがトリック風の理由

『警視庁アウトサイダー』が『TRCK』を彷彿させる理由について調べてみました。

『TRICK』ってどんなドラマ?

『TRICK』はテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマで2000年7月スタートし、
その後の映画も含めると2014年まで続いた大人気作品です。
主演は仲間由紀恵さん、阿部寛さん。
自称天才マジシャンの山田と物理学者の上田のコンビが超常現象や奇怪な事件に隠されたトリックを解決していくミステリードラマです。

『TRICK』が大ヒットした理由はずばり「おもしろい!」からでしょう。
笑えるドラマランキングにも入っている『TRICK』はキャラクターも独特でクセが強く
ストーリーにパロディや小ネタがたくさん絡まっていて、いまだに笑えるものたくさんあります。
そしてシリーズが続けば続くほどキャラはより濃くなっていきましたね。
その中でも生瀬勝久さんが演じたズラの矢部謙三警部補にはいつも笑わせてもらいました。
生瀬勝久さんの代表作と言えるキャラクターだと思います。

トリックを彷彿させる理由

『警視庁アウトサイダー』が『TRICK』を彷彿させるのはなぜでしょう?
それは今回の制作陣にある人の名前があったからだと言われています。
その人の名前は「木村ひさし」さんです。
あれ?『TRICK』と言えば堤幸彦さんじゃないの?と思った方が多いはず。
私も最初そう思っていました。
ですがよくよく調べてみると『TRICK』第1シリーズの第8話の演出を担当したのが木村ひさしさんでした。
その後も堤幸彦さんと共に『TRICK』を大人気シリーズに作り上げた木村ひさしさんは
『警部補矢部謙三』ではチーフディレクターとなり
その後も『ATARU』や『99.9-刑事専門弁護士』『シェフは名探偵』の演出を担当し
ちびまる子ちゃんの『永沢君』では脚本も担当するなどマルチな才能を発揮しています。

堤幸彦さんの元で才能を爆発させてきた木村ひさしさんも絶妙なところで小ネタを挟む天才です。
細かなカット割りによって変なリズムが生まれたり、エキストラの方のようで「あれ?」と思うような人物が現れたり
ドラマ本編のみではなく多角的にエンタメ要素が散りばめられていると感じます。
奇しくも『TRICK』はテレビ朝日系列のドラマなので元ネタの使用もそれほど難しくはないのかなと推測します。

今回ネットがざわついたのは『警視庁アウトサイダー』の第1話で『TRICK』の矢部謙三と石原刑事がいた!という箇所です。

地下鉄桜田門駅の地上出口から慌ただしく走り出てきた男性のシルエットは
非常に小さく後ろ姿でありながら「あれ?金髪?石原??」と思わせ
その後警視庁副総監・有働弘樹(演:片岡愛之助)とその娘で新米刑事の水木直央(演:上白石萌歌)が食堂で食事している後ろで
カツラを念入りに整える矢部謙三警部補らしき男性がずっと映り込んでいました。
まさかこんな形で『TRICK』に会えるなんてサプライズです~!
木村ひさしさんならではの『TRICK』への愛、感じますね。
この後もどこかにいるんじゃないかと思うとちょっとワクワクしますね。

面白かった小ネタやキャラのクセを紹介

それでは『警視庁アウトサイダー』第1話から面白かった小ネタをご紹介します。

西島秀俊さん演じる架川のキャラが独特

サングラスにダブルのスーツで見た目は極道そのものなのに血を見ると気を失う。
白目向いて崩れるところが笑える。
どんどんエスカレートしていきそう。

架川の携帯の着信音が「はぐれ刑事純情派」

安浦刑事を尊敬し色紙がデスクにも置いてあります。
なぜかポケットから同じスマホが3台出てくる。
これもずっと続くのかな。

缶コーヒーはしげるのブラック

架川が商店街の八百屋で買う缶コーヒー。
ブラックコーヒーがお好みなようでよく見ると缶コーヒーには男性の横顔が。
そう、松崎しげるさんの”しげるのブラックコーヒー”です。
ちなみにエニシダ商店街では3月に「松崎しげるイベント」が予定されているようですよ。

プロレスラーが豪華に登場

新日本プロレスが誇る100人に1人の逸材・棚橋弘至、暴走キングコング真壁刀義、
ファンキーウェポン田口隆祐、レフェリーのレッドシューズ海野さんがゲスト出演。
そしてオカダ・カズチカ登場シーンの前には人質となった女の子の財布からお金がこぼれ落ちる
まさに「カネの雨が降る」演出が。
棚橋選手が架川のスリングブレイドを見て「世界で2番目だ」というのも笑えます。
こんなイベントやってたら絶対見に行くわ~。

ちぇりポくん

ちぇりポくんは桜町中央署のマスコットキャラクターです。
とぼけた顔でお腹を押すと変な音が鳴るのですがなぜかネットで高く売れるそうで
タレコミ情報のお礼に架川が持ちだしているという噂も…

コロコロかけちゃお

上白石萌歌さん演じる水木直央と石田ひかりさん演じる直央の母:真由はイラつくことがあると
お掃除用粘着テープのコロコロをかけることでストレスを発散する。
なんだか二人とも発散の方法が可愛らしいけど、コロコロってテープが上手く剥がせないと余計にイライラしないのかな?

ケンタウロス

事件が起きた最上家の長男・賢太郎は事件後行方不明に。
架川は賢太郎をケンタウロスと呼び、ホストたちに捜索を頼んでいました。(共通)このドラマを好きな人は少し似ている以下のドラマも好きだと思うので
概要欄より参考にしてください。

そして「幻のケンタウロス発見しましたよ~」と電話が。
見てみると、え??本当にケンタウロス?
かと思ったらたまたま前かがみになっていた別の人との組み合わせて四つ足っぽくみえた
というのは地味に面白かったです。

警視庁アウトサイダー1話感想

第1話ということでまず西島秀俊さん演じる架川英児のキャラ全開という感じでした。
まず冒頭に商店街のプロレスイベントに包丁を持った男が乱入する事件が起きました。
そこへ誰よりもカッコよくロープを軽々と飛び越えリングに入ってきた架川は、
棚橋のように犯人にスリングブレイドを決めました。
まさに丸腰で戦う”マル暴”の刑事そのもの。
口調も荒く型破りでルールに縛られない、ちょっとめんどくさいオヤジそのものでした。

そんな架川がクールでかっこいいのはもちろんですが、やっぱり西島秀俊さんって
真面目なのにどこか抜けてる感じが最高じゃないですか。

特に堅物のオヤジ独特の会話がかみ合わない現象が面白すぎてツボにハマりました。

今回のハウスキーパー・弓江殺害事件のカギとなるのは
賢太郎の部屋のトイレのダクトからは外の会話が聞こえてくるということ。
そのため賢太郎はひきこもりなのに弓江の会話を聞き弓江の裏の顔を知っていたのです。

蓮見は現場検証の際たまたま外にいた鑑識係の仁科が
「ほんとヤダ。架川んちの浴槽にワカメ、大量に増えるヤツぶちまけたい!」とぼやいている声を聞きました。
そのことを思い出して蓮見は神妙な面持ちで「ワカメだ」とつぶやきます。
架川は険しい顔で「ワカメ?あの刈り上げの?」「ダクトがワカメ?」「ワカメ…」って。
架川はワカメと聞いて一番最初に思い浮かべるのがサザエさんのワカメちゃんなの??
架川の表情と頭の中に浮かんだものとのギャップが面白くて
じわじわと笑いがこみあげてきました。
実際仁科の部屋には「金のワカメ」が大量に入っている段ボールがあり、それか~と想像して笑えました。

クールでかっこいい刑事としての顔とお茶目でどこかすっとぼけたような顔
どちらの西島秀俊さんも堪能できる『警視庁アウトサイダー』って最高すぎるなぁと思いました。

もちろん考察部分もいろいろあるんですけど、今のところはまだまだキャラクターを楽しみながら、
ゆるくドラマを楽しみたいかなというのが第1話を見た感想です。

SNSの反応・感想

『警視庁アウトサイダー』へのSNSの反応や感想を拾ってみました。

小ネタは分かんないけどコメディ要素もある方が気楽に見れる ニセ蓮見も、架川も、先の展開が重そうだし
引用:https://twitter.com/BlackCatSi_TV/status/1613520451522924544

タイトルのダサさから特に期待もせずに見始めた 警視庁アウトサイダー。 よくある刑事ものだが小ネタのようなバカバカしい会話がそこらじゅうに散りばめられてて面白い。 連ドラを見れない体質になってしまった俺でも見れる。
引用: https://twitter.com/aka_i_otoko/status/1614045025696116736

わちゃわちゃしてるところ、小ネタがいっぱい散りばめられてるところ、カット割り?コマ割り?が細かいところ、一瞬みただけで木村ひさしさんだと分かるな。99.9好きだからこのドラマもタイプ。ところどころ面白くて笑っちゃう
引用:https://twitter.com/juyheajpmae/status/1613861850030166016

まとめ

以上まとめますと
■『警視庁アウトサイダー』はテレビ朝日ならではの小ネタがいっぱいのドラマ

■第1話では『TRICK』の矢部謙三警部や石原刑事らしき人が出現しネットがざわついた。

■『警視庁アウトサイダー』の演出を手掛ける木村ひさしさんは『TRICK』にも関わっていたため
今作にも小ネタが満載の予感。

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